ねじめ茶寮の紹介の中に「紅茶専業農家」と書きましたが、べにふうき緑茶も少し作っています。

「べにふうき」という紅茶用に開発された品種の茶木が、花粉症やアレルギーを抑える効果のある「メチル化カテキン」という成分を含んでいると聞いたからです。長い間花粉症に悩み続けてきた私にとって、非常に嬉しい情報でした。

しかし、この「メチル化カテキン」は紅茶にすると無くなってしまうので、緑茶として加工しないといけなかったのです。

私共の工場には緑茶に加工するための設備がないので、町内の緑茶工場に加工をお願いしています。強い日差しを浴びてメチル化カテキンをたっぷり含んだ夏の茶葉を使用しています。

「実際に効果はあるのか?」と聞かれます。薬ではないので、必ずしも誰にでも効果があるとは言えませんが、私の例をお話しさせていただきます。

春風がそよそよと吹くと、くしゃみが止まらない。水状の鼻水が流れ出るので、鼻に詰め物をしてマスク。鼻が詰まって夜眠れない。目のかゆみがひどく、お風呂上りは体が温まるせいか特にひどく我慢できずに搔きむしってしまい、まぶたが腫れる。

……と、こんな状態が続き、毎年、憂鬱な春を過ごしていました。もちろん耳鼻科のお世話にもなっていました。

自家製のべにふうき緑茶を飲むようになってまず驚いたのは、鼻がスーっと通るようになったのです。夜眠れないことがなくなりました。目のかゆみは少しありますが、市販の目薬で対応。まぶたが腫れることはなくなりました。そしていつの間にか耳鼻科に行かなくなりました。

このような例は私だけでなく、お客様からもたくさんの嬉しい声を頂いています。ただ、「メチル化カテキン」は花粉症そのものを治すわけではなくあくまで花粉症の症状を抑える効果があるというだけです。

そして熱いお湯(95度以上)で入れないと、メチル化カテキンは抽出されず、効果は期待できないということ。これらをご理解いただいた上で、ご利用いただければと思います。

辛い症状でお悩みの方、薬を飲めない方にぜひおすすめしたいです。