ねじめ茶寮では茶園の管理から製造、販売までのほとんどの過程を夫婦二人で行っています。
一度にたくさんの紅茶を摘み作ることはできませんが、その分、じっくり茶葉と向き合い、一葉一葉に目を配りながら心を込めて作っています。
茶園の管理
茶園の管理で一番大変なのが草取りです。
草取りに始まり草取りに終わると言ってもいいくらい、除草剤を使わない畑には
次々に草が生えます。
高温多湿な鹿児島ですから冬場も草が絶えることはなく、草取りは年中無休です。
そしてお茶の木の中には小さな虫がたくさん住んでいます。小さな虫を食べるためにバッタやカマキリ、トカゲなどもたくさんいますが、これらはお茶の木に直接な害を与えることはないのでそのままに。
葉っぱを食べてしまうミノムシ等の害虫は手で潰して駆除しています。
摘み取り
茶木の成長に合わせて、2人用の機械や乗用の機械で摘み取ります。
手摘みもしています。
萎凋(いちょう)
摘んできた茶葉をできるだけ薄く棚に広げます。
そして太い茎や堅い葉を取り除き、一晩ほど置いて葉の水分を抜きます。(しおれさせます)
この時の香りで紅茶の出来が決まるとも言われ、一番大切な行程です。
揉捻(じゅうねん)
機械で揉みます。揉むことにより葉にキズをつけ、発酵を促します。
茶葉の状態や季節によっておもりの重さや時間を調整します。
発酵
ビニール室の中で発酵させます。
適温を保つために様々な工夫をしています。
乾燥・仕上げ
乾燥機に入れ、完全に水分が抜けたら紅茶の出来上がりです。
仕上げに、太い茎や発酵しなかった葉などをピンセットで丁寧に取り除き、出荷します。